男性(パパ)の育休取得のタイミングと注意点
法律で認められているとは言うものの、日本では男性の育児休暇取得率はまだまだ低いのが現状です。周囲に育休取得経験者がいないケースが多く、自分だけ手を挙げるのをためらうパパ達も多いでしょう。
今回は育休取得に大切なタイミングと、取得時の注意点についてみていきます。
家庭環境に合わせてベストなタイミングを見極めよう!
家庭の事情はさまざまです。有意義な育休が取れるように、取得のタイミングや期間についてまずは奥さんとよく相談しましょう。
代表的な育休取得のパターンについていくつかご紹介しますので、あなたのご家庭と照らし合わせながらご覧ください。
①出産前後に合わせる
第1子の場合は出産直後から、2人目以降の場合は出産前後に合わせて育休を取り、妻をサポートします。
1人目の子育ては勝手が分からず、不安に陥りやすいもの。そんなときに側で夫に支えて欲しいと願う妻は多いでしょう。すでにお子さんがいる場合は、出産のための入院中にパパに家にいてもらい面倒を見てもらえれば安心です。
②妻の復職時期に合わせる
妻が早い時期の職場復帰を望んでいる場合は、妻と入れ替わるように育休を取得する男性もいます。乳幼児のお世話を経験することで、より子どもに愛情が湧くというメリットがあります。
また、復職後の妻の負担を軽減するという意味でも、この時期の男性の育休取得はおススメです。夜中の授乳を続けながら仕事に復帰し、疲れた体で職場になじもうと努力しなければならないストレスは相当なものです。そんなときに子育てをサポートしてくれる夫が家にいてくれるメリットは妻にとって大きいでしょう。
③妻とダブルで育休取得
妻の育休中に夫も育児休暇を取得するパターンです。
ふたりで協力して赤ちゃんを育てることでワンオペ育児は回避され、夫婦の絆もより一層深まります。なかには妻の勧めでこの時期に育休を取ったという男性もいて、とても良い経験になったという声が聞かれました。
育休取得時に注意したいポイント
育児休暇を取得しようと決めたら、なるべく早く職場の上司に相談しましょう。
また、十分な理解を得られるよう仕事の進捗状況や職場環境を見極めながら、育休取得のタイミングや期間について提案することも大切です。
支援の手はどこから差し伸べられるか分かりませんので、どうしても上司に相談しづらい場合は、会社の人事部や労働組合にかけあってみてください。
育休取得のタイミングと注意点についてご紹介しました。
家庭にとってはメリットが多い男性の育休取得ですが、職場復帰後の社内での評価や将来について不安を持つケースも目立ちます。
育休中は職場の同僚や上司と定期的に連絡を取るなど、スムーズな職場復帰に向けて下準備をしておくことも大切です。