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子どものしつけはいつから?年齢と発達に応じたしつけをしよう

子どものしつけには様々な種類や内容があります。生活習慣や行儀作法、食事のしかた、人間関係の基本、学習や勉強について…。

これらを一度にしつけることはできません。では、いつから何をしていけばいいのか、新米のママやパパにはわからないことばかりですよね。

子どもは、生まれてから大人になるまで様々な段階を得て成長していきます。年齢によって発達の特徴があるのです。

まだその発達の段階にない子どもに無理なしつけを押し付けても、子どもは戸惑い、うまくいかないばかりか発達を阻害しかねません。ですから、年齢と発達に応じたしつけをしたいものです。

では、一体いつどんなことをするのが望ましいのでしょう。子供のしつけはいつからすべきなのか?まとめてみました。

子どものしつけはいつから?年齢と発達に応じたしつけをしよう

1歳~3歳ぐらいまでのしつけについて

このころの子どもは自我が目覚め、いろんな欲求を持つようになります。かんしゃくを起こす、「イヤ!」を連発するなど、親は大変な時期です。

辛抱強く子どもとむきあい、いけないこと、危ないことをしたらきっぱりとやめさせます。また、この時期の子どもは大人の言うことを少しずつ理解しはじめます。なぜいけないのかを根気よく説明してあげましょう。

生活習慣や食事についてのしつけもこのころから始めましょう。自分で何でもしたがる場合はなるべくさせてあげるといいですね。自分でうまくできなくてかんしゃくを起こしても、叱りつけず、なだめて気持ちがおさまるまで待ってあげましょう。落ち着いたら少し手を貸したり、やり方を示したりして、子どもと寄り添ってあげてください。

保育所などに行って友達との関係が始まるのもこの時期です。まだまだ人間関係をうまく結ぶのは難しいですが、相手を傷つけない、自分勝手なことをひかえる、といったことについては少しずつ経験で学んでいくでしょう。

3歳~6歳ぐらいまでのしつけについて

このころになると、自分以外の人にも目が行くようになり、思いやりや優しさを示したりすることも多くなってきます。やってよいことと悪いことを区別することもできるようにもなります。また、身の回りのことも自分でできるようになって、自立に向けて歩み始めます。

思いやりや優しさを示す、人に親切にするなど好ましい行動をしたら、必ず褒めてあげましょう。また、言葉を十分に理解するようになるので、やってよいことと悪いことは、はっきりと言葉で説明するようにしましょう。一度だけでなく、何度でも説明してあげてください。一度言っただけでできる、わかるようにはならないものです。

身の回りのことは自分でできるようになるので、生活習慣のしつけも進みやすくなるでしょう。食事も、好き嫌いがあれば、少しずつ苦手なものにチャレンジするといいですね。

友達との関係も、広がったり、深まったりするころです。約束は守る、相手の気持ちを考えるといったことを機会をとらえて教えていきましょう。親から教わったことを、体験を通して身につけていくはずです。

また、6歳ともなれば小学校入学の年。学習面のしつけもことも気になりますよね。
でも、まだまだ遊びを通して成長することが必要な時期です。勉強ばかりになって友達と遊ぶ時間がない、体を動かす時間がない、ということがないようにしましょう。
遊ぶ経験やさまざまな体験を通して学ぶことが、子どもの人格やものの考え方、取り組み方の土台になっていきます。焦らずに見守りましょう。

 

幼児期のしつけについて大きく2つに分けて説明してみました

しかし、発達の個人差や性格の違いもあり、一概にこれが正しいしつけの時期、といえません。

子どもを良く見つめ、そろそろこんなこともできそう、わかりそうだな、と感じたら教えたりしつけたりしてみてください。ダメだったら焦らず次の機会を待てばいいのです。

また、どの年齢の子どものしつけにも共通することを、3つ述べておきたいと思います。

  • ①しつけに体罰、暴言を使わないこと
  • ②甘えてきても突き放さずに甘えさせてあげること
  • ③話をしっかり聞いてあげること

これらのことは子供の年齢に関係なく気を付けてほしいことです。

大人だって、たたかれたり、ひどいことを言われたりしたら傷つきますね。子どもだって大人と同じです。体罰と暴言は禁止です。

また、甘えられる人がいる、ということが子どもの心を安定させ、自立へ向かう力を養います。甘えてきたら突き放さずに甘えさせてあげましょう。

話を聞いてもらえなければ、子どもは親が自分を大事に思っていないと感じてしまいます。忙しくても、なるべく子どもに向き合って、話を聞いてあげてくださいね。

 

しつけは何年にもわたって続きます。うまくいかない時も多いものです。
でも、自分を責める必要はありません。子どもと一緒に自分も成長すればいい、くらいの気持ちで取り組むようにしましょう。

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