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本日の育児情報 2017年5号 健康りてらしぃ より

上履き代わりに布草履

 さわの第二保育園(明石市鳥羽)では、園児たちが上履き代わりに、色とりどりの布草履で過ごしている。射場博巳園長が手作りしたもので、園児たちは「気持ちいい」と喜び、「この布で新しいものを作って」とねだる子もいるほど人気だ。保育士や保護者も愛用している。

射場園長は十数年前、多可町で手作りの草履が売られているのを見つけ、編んだ高齢女性を訪ねて作り方を教わった。「体幹を鍛えるには足の指を動かすのがいいと考えており、以前から草履には興味があった」

使わなくなった着物や布団、衣服を知人からもらい、同園で勤務していた12年前、園児用を作るようになった。園長席の後ろには端切れが積まれ、時間を見つけては編んでいる。「最初は左右で大きさが違ってしまったりと、こつをつかむのが難しかった」というが、今では1足約1時間で作れるようになった。地域住民と一緒に作ることもある。

毎年夏、2歳児が“草履デビュー”する。これまで布草履を履いた園児は150人を超えた。「土踏まずができやすく、脳の活性化にもいいのでは」と効果を感じている。破れたら子どもが「直して」と持ってくるといい、「物を大切にする心も学んでほしい」と願いを込める。足が大きくなったときや、卒園児にも新しい草履を贈っている。「手作りのよさを感じて、いろんなことを体感してほしい」と園長は話す。

 

つぶやき・・・・・“脳の活性化によい”ときき、ホーリーも思わず履いてみたくなった布草履。子どもだけのものなんてもったいない!

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