【「できた」が連鎖する。運動が苦手だった長女の、じわじわ育つ自信】
うちの長女は、もともと運動がちょっと苦手でした。
走るのも得意じゃないし、体育の時間を
そんな彼女が「チアダンスをやってみたい」と言い出したのは、2年半前のこと。
彼女の希望していたダンス教室は私が反対し(くわしくはコチラのブログ① ② ③をご覧ください)、違うダンス教室でチアをならうことになったのでした。
正直、当初は「続くかな?」と少し心配していましが、
キラキラのポンポンや、仲間と一緒に踊る楽しさにどんどん引き込まれていって――
この春から上の『アドバンスクラス』にランクアップし、お姉さんたちと踊れることになりました。

とはいえ、家での練習はそこまで好きではないみたいで。
「今日はやらない〜」とゴロゴロしている日もあれば、
思い出したようにこっそり側転の練習をしている日もあって、
その波は、日によって、気分によって、ほんとうにいろいろです。
でも、それが今の長女のペースなんやと思います。
今どきの小学生は、学校に宿題に習いごとに…と、毎日なかなか忙しい。
そのうえで、「できないことに自分から向き合う」って、
大人でもなかなかしんどいことだなと、改めて感じます。
それでも彼女なりに、やる気が出た日にはマットを引っ張り出してきて、
「ちょっと見てて〜」と笑顔で披露してくれることも。

やらされているんじゃなくて、「やってみたい」っていう気持ちがちゃんとある。
それが何より大事なんじゃないかなと思います。
チアを始めてから、体はぐんとやわらかくなってきて、
2年生まで通っていた体操教室がこの3月で終わってしまったのですが、
アドバンスクラスにあがったこともあって、「側転ができたらチアの見せ場ができるから」と、新しい教室で継続して体操を習うことにしました。
苦手だった側転も、だんだんキレイな形になってきて、柔軟は体操クラスの中でいちばんやわらかい。
そのことが、ちょっとした“得意なこと”として、確かな自信に繋がっているようです。
最近は、「夏にある“側転集中教室”、行きたいな」と自分から言い出しました。
これは希望者だけが参加できる、ちょっと特別な教室。
運動が苦手だったはずなのに、今では「もっとやってみたい」に変わっている。
好きなことが見つかって、それが得意になって、さらに自信に変わっていく――
そんな“いい循環”の中に、今の長女はいるのだなぁと感じます。
実はこのあいだ、鉄棒の逆上がりも初めて成功しました。
「できた」が続いている今、その感覚が本人の中で“勢い”になってるんだと思います。

あぁ、子どもって、こうやって自信を育てていくんやなぁ。
ほんの少し背中が伸びた長女を見ながら、しみじみとそう思いました。
小さな「できた」が、少しずつ積み重なって、
いつか「私、やればできるかも」と思えるようになる。
その積み重ねが、これからの挑戦の“土台”になるはず。
親として、その成長のひとつひとつを、そっと支えながら、
これからも見守っていけたらいいなと思います。

「こどもは部屋の中走らせてあげてね!怒らないでね!」
といってくれる方で本当によかった