お友達にあげる折り紙を「いらない」といわれた6歳長女の話
幼稚園に入園したころ、産まれてから24時間ずっと一緒に過ごしてきた我が子が、
私の知らない時間を過ごしていることが不思議でした。
不思議でしたし、どんな感じで過ごしているのか少し心配でした。
年長さんの今となっては、そういう不安はありませんが、これから親の見えない我が子の時間が増えていくんですね。
今日のブログは、6歳娘が幼稚園でお友達に言われた言葉のお話を書かせてもらいます。
こどもなりに、いろいろ考えたようです。
6歳娘は、できることはなんどもして楽しむことはできますが。できないことややったことないことに、トライする気持ちがまだ育っていない気がします。
これくらいの子はみんなそうなのかな、と思いますが、できないことにイライラしたり、投げ出したりします。
最近は、幼稚園でお友達が折り紙を折ってくれるので、家でもよく折り紙を折っているのですか、
彼女が折るのは年少さんから昔から折り続けている
【騙しぶね】 【自分で考えたうさぎ】や、折り紙の本の『簡単レベル』の【バナナ】などを折っています。
6歳長女は、まだ【できるものを磨いて自信をつけていくタイプ】なので、
私も「その気持ちが自信になればいいか」という感じで、
今まで何度も騙しぶねをプレゼントされては、大喜びしていました。
土日のお休みにたくさん騙しぶねを作っていた彼女は、
かわいい柄の折り紙でおった騙しぶねを、お友達にあげるんだ!といって、カバンに大切に入れていました。
そして、週明けの月曜日。
幼稚園にお迎えに行った時の帰りに、「お友達に折り紙渡せたん?」と聞くと、
「うん。でも、いらないっていわれた」と6歳娘。
顔は笑っていましたが、元気のない声に、胸が痛くなりました。
「もらったげてよ!」と心の中で思いましたが、
「そうか、そら残念やったなぁ。」と伝えると、
「うん。」と娘。
悲しかったよなぁと思いながら、なんて言うたらええかな、と考えていると、
「でも、思ったんだけどね、〇〇ちゃん、だましぶねが好きじゃなかったのかもしれない」と。
「そうね、好きなものは違うこと、あるもんね」というと、
「そうだよね」と6歳娘。
親としてはもらったげてよ!と思ってしまいましたが、
これから先、きっと、こういうことがまたあるだろうし、
6歳娘にとってはいい勉強だったのかもしれない、と思いました。
これはお友達ほしがるかな?
喜ぶかな?
自分が渡したいだけじゃないかな?
と考えることができる練習になるやろうし、
なんでもあげたらええってもんでもないという経験は必要なのかも、と感じました。
そして、うちの子は結構なんでももらってくるよな、と思い、
「娘ちゃんは、お友達に言いたいこと言えてる?」「我慢せんと、むすめちゃんもいらんかったり違うかったりしたら、優しい言い方やったら伝えていいのよ?」というと、
「私は、いらなくてももらうの。気持ちがわかるから」と。
本当にいらないものは、いうようにするけどね、虫とかはいらないし笑 と笑っていました。
そうか、そうなのね。
人の顔色を伺うところがあって、私の関わり方がわるかったのかなぁと思うこともあるのですが、
彼女なりにお友達ともいろんな経験をして、
相手を思える子になってくれたらいいなと思ったのでした。