6歳年長娘の苦悩~いやなこととの向き合い方~
3連休の真ん中、皆様どうお過ごしですか?
秋になって、来月あたりは運動会があるお子さんも多いのではないでしょうか。
我が家の6歳娘も、来月運動会です。
先日プログラムをもらったのですが、年長さんはかなり出番があります。
今日は、運動会の練習がいやだと嘆く6歳娘のお話です。
6歳娘は、5月末にこちらの幼稚園に入園しました。
腕にひびが入って1か月幼稚園をお休みしていた(詳細はコチラ)ので、
運動会の練習は9月からのスタートでした。
この幼稚園は、年長さんは毎年組体操をするそうで、
そのほかにダンスやパラバルーン、
綱引きにリレー、年長さんは出る種目も多いので、ほかのみんなは6月頃から少しずつ練習をしています。
今月から運動会練習に参加した娘は、
例年とは違う振付やダンス、慣れない組体操などを頑張っていました。
初めのほうは「たのしい!」「曲がおしゃれ!」などと楽しく帰ってきましたが、
だんだんと「運動会はやく終わらないかな~」「組体操が嫌なんだよな~」と漏らすように。
「なんでいやなん?」と聞くと、
「組体操は一番下でひざが痛いんだよ」。
あ~!一番下は痛い!
膝に砂が付くのも嫌だし、演技中だからか?なのか、途中で手ではらっちゃいけないんですって。
もともと「『はだし保育』が嫌」でこの幼稚園に決めた経緯もあるくらい、
砂で汚れるのが苦手な6歳娘。
「よくがんばってるなぁ娘ちゃん」
「一番下、痛いけどとっても大切なんだよね」
「娘ちゃんが一番下だと、他のお友達も安心して乗れるやろなぁ」というと、
「わかってる!大事なのはわかってるの!でもいやなの!」とプンプンモードに。
苦手なことと日々向き合っているようでした。
また、幼稚園の先生から、「ブリッジがまだ上がらないので、無理のない程度におうちで練習をしてください」といわれていたので、
「こんな嫌がってるのにブリッジの練習を伝えるにはどういう言葉を使えば。。。」といろいろ考えた結果、
「お砂の上でブリッジも手が痛いよね。わかるわー。
なんかね、娘ちゃんはもう少しブリッジで頭を持ち上げられたら、もっときれいに見えるって先生がいってたよ」と伝え、
「だから、おうちで夜練習しようか!」と伝えました。
すると、「かーちゃんがみててくれるんだったらやってみる!」と自分で決めることが出来、
少しずつ練習することで、少しでも運動会を前向きにとらえられるようになったらいいな、と感じました。
すると、これを機に続々と運動会への嫌な気持ちがこぼれてきました。
👧「リレーで同じチームに○○君がいるんだよ。○○君ははやいから、うちが絶対勝つよ」
「私はだめ、運動音痴だから」
私も娘をみていて、「この子は足が遅いな」「運動は苦手なんだろうな」と思ってはいたけど、
「運動音痴だね」といったことはありませんでした。
得意じゃないけど、嫌いになってほしくないなと思っていたからです。
もしかしたらそういう言葉をお友達に言われたりすることもあるかもしれませんが、
その言葉で片づけるのはもったいないと思いました。
なので、「○○ちゃんは、走るの嫌い?」ときくと、「嫌いではないけど、勝負だから」と。
勝負だから、負けたらくやしいし、お友達と一緒に勝ちたいのだそう。
なので、話し合った結果、公園で少しずつ練習して、今より少し早く走れることを目指そう!ということになりました。
「ダンスも覚えられないんだよ、わたしだけ」としょんぼり話してくれましたが、
よく考えると6歳娘はまだ2週間しか練習しておらず、「それは仕方ないよ」、と思ったので、
「みんなより遅くからスタートしてるのに、少しでも覚えられてるのがすごいよ。
まだ時間もあるし、残った時間でもう少し覚えられると思うよ。
頑張って練習して、当日失敗しても大丈夫!
ほかのお友達のママたちは、きっと気が付かないから。みんな、自分の子しかみてないから大丈夫よ!」
「かーちゃんは娘ちゃんが頑張って練習したこと知ってるから、娘ちゃんもそれは自信もって楽しむのよ。楽しそうにダンスをしてるところがみたいわ~」と伝えました。
「うん」とは言ってましたが、この言葉でどこまではげませたのだろう。。。
書きながら今振り返って、なにも力になっていないような気もしてきました。苦笑
でも、不安な気持ちを吐き出せたことは、よかったのかなと思いました。
こどもが気持ちを吐き出すタイミングは、見逃さないようにしてあげたい。
吐き出すだけで、その子の中に余裕ができる気がします。
いい言葉はでなくてもいいから。
忙しくて反応が荒くなってしまうこともあるかもしれないけど、できるだけそこは寄り添いたいと思ったのでした。
運動会は勝ち負けももちろん大事。
苦手な子も、たくさんいると思う。
でも、苦手なことも一度やってみて、少しでも自分がそれを楽しめたら勝ちやとおばちゃんは思います。
きっと、どの親御さんも、わが子が楽しんで生きてるところが見れたらこんなにうれしいことはないですよね。
わが子のこと、見守っていこうと思います。