育児に関するQ&A

ブログ・コラム「おまつさんのどたばた日記」執筆のブログ記事です

夜間の咳、おそろしや。

こんばんは!

もう2月になってしまいましたね。

世間ではインフルエンザが大流行していますが、皆様体調を崩してはいませんでしょうか?

我が家は、娘の風邪➡私の風邪➡私のインフルエンザ➡娘のインフルエンザで2週間はちゃめちゃでした。

旦那は無事に乗り切ることができましたが、ここまで感染を経験すると、本当に健康って大事だなということと、

前厄こわいな、ということを痛感しています。

 

今回は、心配性の私が少しやってしまったお話をさせてもらおうと思います。

 

はじめは娘の風邪から始まりました我が家のパンデミック、

この風邪の間に夜間救急を2回も受診することとなりました。

 

問題は、娘の咳。

幼い子供さんは、風邪をひくと咳が長引いたり、ひどく出てしまう傾向にあります。

こどもはもともと咳反射が強く、痰を上手に出せないのです。

また、咳は夜になるとひどくなってきます。

これは、夜は休む神経である副交感神経が優位となり、副交感神経が優位になると、気管支が狭くなるので、咳が出やすくなります。また、横になることで鼻水がのどに落ちて行って咳がでやすくなるのです。

 

うちの娘も風邪をひくと、咳が強く出ます。今回もそうでした。

結構な発熱をしていたのでそれも心配でしたが、夜になると咳が1時間おきくらいにでるため、娘もとても苦しそうで心配していました。

 

咳が続いた風邪二日目の夜、前日よりさらにひどい咳で、吸気時に「ヒー」という声が出て、咳の音も、痰が絡んでいない感じの、短く速い高い音の咳にだんだんと変わってきました。

不安に思っていたのは、『クループ咳』ではないか、ということ。

クループとは、声帯にも炎症がみられて、アザラシが吠えるような、犬が吠えるような「ケンケン」という咳が突然出て、ひどいときは

呼吸困難をおこしてしまうというもの。

私が娘を一人で見ていたというのもあって、その咳なのではないかと不安でたまらなくなりました。

 

夜9時、「ケンケン、ケンケーン」という音が出たような気がして、不安でたまらなくなり、

♯8000に電話。受診の相談をしました。

このときの娘の様子は、

熱39度、

咳は30分おきくらいで、一度出るとしばらくおさまらない

ケンケンと言っているような気がする

咳と咳の間は眠れているし、努力呼吸・チアノーゼともになし。

 

クループだと夜間ますますひどくなるかもしれないため、受診してもいいだとろうと言ってもらい、夜間救急を受診しました。

 

右も左もインフルエンザの中、1時間待ってみてもらいました。

待ち時間の間は不思議と娘の咳も出ず、

見てもらうと呼吸音・SpO2も98%で状態は悪くありませんでした。

先生から軽いクループだったのかもしれないね、と言われ、夜と朝に内服するステロイドを処方してもらい、帰宅しました。

 

その後も夜中に何度か気になる咳はありましたが、次の日の日中は前日ほどひどくなく、そのまま様子を見ていました。

 

しかし、また夜になると音の高い咳が何度も出て。娘も苦しいのか、咳をしては起きて泣いていました。泣くとまた咳が止まらなくなり、負の連鎖に。

私もどんどん神経質になり、だんだんと、「あれ?ケンケンの咳ってどんなんやっけ?」とわからなくなってきました。

夜になるのも不安で、なんだか全部ケンケンいうてるような気がしてきて、ムービーで咳を撮ったり、クループの咳を検索してみたり。

どの咳もケンケン聞こえてどんどん不安になってきて、また夜間救急に受診しました。

そこで先生にムービーを見せて「どれもケンケンに聞こえる…」と相談すると、「この咳は普通の咳だね」と言われ、完全に「やってしまった…」と申し訳ない気持ちでいっぱいに・・・

 

ですが、そのときに先生にクループについていろいろ教えてもらうことができました。

・クループは、主に対処療法しかなく、呼吸困難になるほどひどい咳以外は自宅で様子を見てもらうことが多い症状

・咳と咳の間に眠れているのであれば、様子を見れる段階

・「ケンケン」という音というより、オットセイが吠えるような咳や、大型犬が吠えるような「バウワウ」というイメージに近いと思ってもらってもいい

・クループでの受診の目安としては、

☝せき込んで顔色が悪くなったり、努力呼吸(呼吸の時に鎖骨のあたりがくぼんだり小鼻が動いたり肋骨がへこんだりする呼吸)がでたり、咳が出ていない時も吸気時にヒーヒーいう時

☝クループ様の咳が長く長く続くとき

 

 

今回、その指標を教えていただいたので、しばらく咳はひどかったのですが、その後は少し自信をもって様子を見ることができました。

 

こどもの体調不良は、そばで見て判断していく親にとっても、難しく、つらく、しんどくこと。

はじめての症状や状態にあたると、不安でたまらなくなることも改めて実感しました。

 

今回の私の経験を書くことで、皆さんのお子さんがせき込んでいるときの情報の一つとして、使っていただけたらと思います。

 

でもその前に、まずは、何もかからないことが一番。

 

手洗いマスク、予防接種などでの予防をしていくこと。そちらが重要ですよね。

 

うちの娘はマスクをとても嫌がるため、今後もいろんな感染症にかかってしまうでしょう。

でも、私もできることをしっかりやって防いでいこうと思います。

 

体調崩しやすいこの時期、皆さん一緒に元気に乗り切りましょう!

 

私作。結構似ていると思います。

コチラの記事はお役に立ちましたでしょうか?

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