本日の育児情報 2017年5月14日 毎日新聞より
弱音OK 息抜きの場
ストレスが原因で視力が低下したり、攻撃的になったりする子どもたちが増えている。ストレスとどう向き合えばよいのか、学校現場の取り組みや専門家のアドバイスを紹介する。
●学校に専用ルーム
東京学芸大付属小金井小学校の子どもたちは、校内のリソースルーム(通称にこにこルーム)を訪れて、大学生スタッフらにそっと胸のうちを打ち明ける。畳があるスペースには漫画があり、ゴロゴロ寝転がって読んでいても怒られない。リソースルームは弱音や愚痴を吐き出し、のびのび自由に過ごせる“息抜き”の場になっている。関田義博副校長は、「小学校受験を経験して入学してきた子どもたちに対し、親がかける期待は大きい。学校から帰っても塾や習い事に行かないといけないし、間違いやミスをしないよう、日々プレッシャーの中で過ごす子どもたちのストレス発散の場にしたかった」という。
●視力低下はSOS
ストレスは体にさまざまな影響をもたらすことが分かっている。心のSOSとして発熱や腹痛となって体に反応がでるほか、攻撃的になって物を投げつける、きょうだいを殴る、過食になるなど行動面に出る子どももいる。日本橋はま眼科クリニックの浜由紀子医師は、ストレスが原因で視力が低下した学童期の子どもが増えていると指摘する。眼球に異常はないが、話を聞いていくうちに視力が回復いていく。
●本人の気づきから
では、ストレスにどのように対処していけばよいのだろう。 「イラスト版 子どものストレスマネジメント」の著者で、洗足ストレスコーピング・サポートオフィスの伊藤絵美所長は、「しんどいというのに子ども自身が気づくところが対処法のスタート」で、ストレスに気づいたら、ストレスから自分を助ける方法を知ることだと言い、「マインドフルネス」という考え方が役に立つという。「ふーん、今私悲しいんだー」「ふーん、僕は今怒ってるんだー」とただ受け止めるとストレス反応が生じにくくなる。伊藤所長は、「ストレスとうまく向き合う方法を学び、対処法をたくさん知っておけば、将来的に精神疾患になるリスクも抑えられる」と話す。
ストレス対処法 「イラスト版 子どものストレスマネジメント」より抜粋
- ぬいぐるみを抱きしめたり、おしゃべりしたりする
- ティッシュや紙を小さくちぎる
- 絵を描く、ぬりえをする、工作をする
- いろいろな物のにおいを嗅ぐ
- いろいろな物をなでたり触ったりする
- 毛布にくるまる
- 頭の中で自分をなぐさめ、励まし、ほめる
- 音楽を聴く、好きな歌をうたう
- 素敵な思い出をイメージする
- 好きな人や風景をイメージする
- ストレスの原因やストレス反応を紙に書き出す
- 誰かに話してサポートを求める
つぶやき・・・・・子どもも生きていくのにストレスが半端なく大変なんやね!この対処法、ホーリーも参考にしたい!家ではいつもストレス対処中の子どもにホーリーがしびれ切らして怒る。これいつまで続くのだろう。。。