本日の育児情報 2017年5月1日 日本経済新聞より
熱中症対策について
夏の事故だと思われがちな熱中症だが、新緑の季節でもよく発生する。その理由は、真夏と違い、体が暑さに慣れておらず体温調節に重要な発汗機能がまだ鈍いからである。また、気持ちも油断しがちでエアコンの利用や水分補給も後手に回る。
大型連休で外出する機会も増え、また暑い日が増え始める5月。
屋内でもマンションなどの気密性の高い建物が増え、日当たりの良い部屋では夏でなくても気温は高くなりがちである。
春の熱中症対の大きな要因として、”まだ暑い季節ではない”という思い込みががある。
発汗機能というメカニズムが本症を抑える上で鍵を握るが、本来は汗が気化することで熱を奪い、体温を調整する。ただ春先は、体が冬の気候になれたままの状態で真夏に比べると汗をかきにくくなっている。
JAF(東京・港)は「車中における熱中症の事故は真夏の炎天下より春先から初夏にかけて発生する傾向がある」と指摘する。JAFが最高気温23度の比較的過ごしやすい春の日に車内の温度を測定する実験をしたところ、ダッシュボード付近で70.8度まで上昇し、運転席の顔付近も48.7度に達した。特に子どもや高齢者は短時間であっても車内に残すのは危険で注意が必要である。
水分をしっかりとれば、熱中症の防止策になる。脱水症状に注意しながら、体内に水分が残るように水分補給を心掛けたい。
つぶやき
子どもは大人みたいに喉がかわいた時に我慢できないですね。脱水症状もおこしやすい。ueは子どもが小さい頃、電車の中で喉が渇いて泣く我が子に戸惑ったことがあります。子どもと出かけるときは、水筒に飲み物を携帯したいね。