育児に関するQ&A

ブログ・コラム「おまつさんのどたばた日記」執筆のブログ記事です

助けられている詩

みなさん、今日もたくさんたくさんお疲れ様です。

 

最近、ますます目が離せなくなったわが子。

家の仕事は進まず、なんだかもやもやする胸の中を、少し楽にしてくれる詩があるので、紹介させてください。

 

私も一度、昔に目を通したことがある詩で、結構有名なので、ご存知のかたも多いと思います。

 

 

『今日』   (伊藤比呂美 訳)

今日、わたしはお皿を洗わなかった

ベッドはぐちゃぐちゃ

つけておいたおむつはだんだんくさくなってきた

きのうこぼした食べかすが

床の上からわたしをみている

窓ガラスはよごれすぎてアートみたい

雨が降るまでこのままだとおもう

 

人に見られたら

なんていわれるか

ひどいねえとか、だらしないとか、

今日一日何してたの?とか

 

わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた

わたしは、この子が泣き止むまで、ずっとだっこしていた

わたしは、この子とかくれんぼした

わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った

わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった

わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた

 

ほんとにいったい一日何をしていたのかな

たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと

でも、こう考えれば、いいんじゃない?

 

今日一日、わたしは

澄んだ目をした、かみのふわふわなこの子のために

すごく大切なことをしていたんだって

 

そしてもし、そっちのほうがほんとなら、

わたしはちゃーんとやったわけだ

 

 

 

これは、海外で作者不明のまま伝わる詩を、詩人の伊藤比呂美さんが日本語訳したものだそうで、もとは英語の詩なのだそうです。

 

いま、まさに。まさにこんな状態です。

 

私も、朝早く起きているはずなのに、娘も必ず一緒に起きるため、朝から家事が進みません。

娘の後追いも激しく、自分でやりたいこと・やりたくないことが日に日に増え、1日終わっても何も家事が進まない毎日。

 

夜になると寝かしつけで一緒に寝てしまい、シンクに食器が山積みのまま、洗濯物もたためないまま、

何も終わらずに朝がまた始まります。

 

何も終わってない焦りが湧き出る時、この詩に助けられています。

 

今日と一緒に笑えたんやから、それで万々歳やないか。

 

そう言い聞かせて一日を終える毎日。

 

育児を楽しむ余裕はない日も、自信喪失する日もありますが、自分を少し認めながら、こどもと向き合っていきたいな、と思いました。

 

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