大事な命
桜も散り,だんだん過ごしやすくなってきました.いかがお過ごしでしょうか?
突然ですが,昨年から,週刊ビッグコミックススピリッツにて「胚培養士 ミズイロ」という連載漫画が始まっています.ご存じですか?
生殖補助医療を胚培養士の視点から描いている漫画です.
1978年7月に英国において誕生した子が世界最初の体外受精で妊娠した子どもといわれ(福田, 2023),今現在では,生殖補助医療の高度化により多くの生命が誕生しています.
一方で,不妊治療に対する社会の理解はまだまだ十分ではないと考えます.
とくに,不妊治療は女性だけが当事者となるものではありません.男性も,そして社会も当事者として,深く考える必要があると感じています.
子育て,その前の”新しい生命”について,もっと議論できる社会になるといいなと思いながら,雨の日の電車に揺られています.
参考文献 1.福田愛作. 【生殖医療への貢献】胚培養士の現状と課題 生殖医療の歴史をさかのぼって. 臨床検査 67(1). Page64-69. 2023.