育児うつにならないために、パパ、ママができること
育児は夫婦で行うもの、そうわかっているはずなのに、気が付くとママだけの仕事になっている、そんなこと、ありませんか?パパは仕事で忙しく、残業や休日出勤で育児に関われないことも多いですね。
でも、そんな家庭ほど気を付けて。育児がママだけの負担になると、気付かないうちに育児うつに陥ることがあるのです。
そうならないために、パパにもできること、ママが気をつけたいことがあります。
育児うつの原因と合わせて考えてみましょう。
育児うつの主な原因
育児うつの大きな原因は身体的な疲れと精神的な疲れの2つに分けられます。さらにその2つの原因を引き起こす要因がそれぞれいくつかあると考えられます。
身体的な疲れを引き起こす要因
- 出産後のホルモンバランスの変化
- 育児による睡眠不足
- 家事と育児、(共働きならば仕事も)をこなすための身体的疲労
精神的な疲れを引き起こす要因
- 核家族化で密室育児になりがち
- パパが忙しい、実家が遠いなどの理由により一人で家事、育児をしなくてはならない
- 完璧に育児をしたい、育児はすべて自分の責任といったママ自身の考え方や性格
育児うつからママを守るためにパパができること
ママが育児うつになると子供の成長にも影響を与えるかもしれません。育児うつにならないために、その原因を取り除くようにしましょう。パパにもできることがいくつもあります。
育児の半分を引き受ける
母乳をあげること以外、パパにできないことは何もありません。「育児を手伝ってあげる」といった認識では不十分です。育児の半分は自分の仕事と考え、できることから始めてみましょう。おむつ変え、お風呂に入れる、絵本を読む、一緒に遊ぶといったことは慣れればすぐにできるようになります。また、交代で夜中にミルクを飲ませることができれば、ママの睡眠不足も解消できることでしょう。
家事の半分を引き受ける
仕事をしているママであれば、家事と育児の負担は相当なもの。家事も半分は引き受けましょう。とりあえず自分が得意なことから始めてみるといいですね。お風呂を洗う、洗濯物を干す、掃除機をかけるといったことなら難しくはありません。慣れてきたら料理などにもチャレンジしてみましょう。
ママの話を聞き、感謝の気持ちやいたわりの気持ちを伝える
ママが育児、家事をするのは当然といった態度を見せていませんか?パパだって、仕事してお金を家に入れるのは当然という態度をされたら、つらいですよね。
頑張っているママの話に耳を傾け、愚痴や不満、不安があれば聞いてあげましょう。そして、頑張ってくれてありがとう、感謝しているよ、無理しないでね、と声をかけてあげてください。
育児うつを避けるためにママが気をつけたいこと
ママも自分の体調や精神状態を自分で管理し、育児うつに陥らないように注意が必要です。そのために気をつけたいことをいくつか挙げておきます。
一人で頑張りすぎない
ママはパパや周りの家族に頼っていいのです。眠い時はパパに交代してもらってください。また、一人になりたいときは素直にそう伝えて自分の時間を確保するようにしましょう。たまには息抜きも必要です。
どうしても、実家やパパに頼れない事情があるママもいるでしょう。そんな時は友達に相談する、育児サポートを利用するなどして一人で頑張りすぎないようにしましょう。
育児に完璧を求めない
育児に正解はありません。その時は失敗したと思っても、後でその失敗が生きてくることもあります。
また、完璧を目指しすぎると子どもにもそれが伝わります。完璧でなければという考えを子どもも持つようになって、苦しむことにもなりかねません。
よくやったと自分をほめよう
ここまでできた、こんなこともできた、と自分をほめてやりましょう。自己肯定感を高めることで、よりよい育児につながります。
このように、ママの育児うつを避けるためにいろんな注意点やできることがあります。
パパもママもそれぞれができることをよく考えて、育児うつとは無縁の子育てができるといいですね。