我が家ルール
もうすぐ2歳になる娘は、こだわりや意志がはっきり出てくるようになりました。
これは今やりたくない。
服を着たくない。
おむつをはきたくない。
彼女も成長しています。
うれしい反面、ごまかしがきかなくなってきているという面もあります。
一番手こずっているのは食事。
まず、好き嫌いがはっきりしてきて、いやなものは体をのけぞって食べなくなってきました。
好きなものは、牛乳、パン、コーン、トマト、きゅうり、チーズ。
野菜はほぼ苦手なようで、何かに混ぜないと食べず、食べても少しだけ。
でも、好きな物だけ食べているのは、どうしても栄養面で心配で。
本やネットでは、素材の味のおいしさがわかるように食べさせてあげることが食育だという意見が多く、
でもわからないように混ぜないと食べてくれないし、
そもそも食べてくれないと栄養にはならないし…。
そして、食事の時のこどもの集中力は、もって15分ほど。
そのあとは、うちの娘はダンスを始めます。
そして私に歌ってくれ~と全身で伝えてきます。
最後まで自分で食べるということもあまりなく、途中から私に手伝って~とスプーンを渡してきます。
私が「ダンスはまんまがおわったらね」「自分で上手にたべれるやん~」というと、のけぞって怒ります。
自分で食べる練習をしていく時期。
食事のときはふざけないでたべることも、教えていきたいのになかなか難しいです。
たくさん葛藤があって、イライラすることも多く、食事の時間が少ししんどくなっていました。
あるとき、その様子をみていた旦那に、「食事中のかかわり、少し怖いよ」と指摘され、(指摘されたときはイラッとしてしまいましたが)、言われてはっとしました。
これじゃ、娘もまんまの時間が楽しくなくなるかもしれへん。
余計に食べなくなっちゃうかもしれへん。
そして、旦那に食事の悩みを相談してみました。
いろんな情報が手に入りやすくなっている今、正しい情報に流されすぎて、気持ちに余裕がなくなっていました。
そこで、我が家の食事のルールを決めました。
それは、ただ楽しく食べること。
食事中、歌おうが踊ろうが、一緒にしてほしそうなときは歌ったり踊ったりしてみる。
なんなら、あそびながらご飯をお口に入れたりしていってもOKとすることになりました。
行儀を伝えていくことも必要になってくると思うのですが、いっぺんにやるのではなく、食事をたのしくたべることを優先してみる。
そして、いやなものを食べないのなら、ある程度努力してみて(遊びながら促したり、もう少し少なくしたり好きなデザートを出して交渉したりなど)、少しでも食べたら超絶褒める。
それでも食べなくなって来たら「ごちそうさま」なのかどうか本人に聞いてみて、本人がごちそうさまというのなら下げるのもOKとする。
優先するポイントを決めてやってみることにしました。
すると、私の気持ちの余裕が全然違ってきました。
「食べ物で遊んでる」「食べない」「混ぜて食べさせるのはあんまりよくないかもしれんのに・・・」と葛藤ばかりだった食事時間が、
「今日は楽しく笑ってたべれたわ、OK!」と、なんとなく区切りがつけられるようになりました。
何が正しいのか、一番いいのかはわかりません。
でも、悩んで、話し合って決めたことなら、きっとそれが我が家のやり方なんだと思います。
お母さんは長くこどもと一緒にいることが多いため、多くの情報をもってしまい、気になってしまうことがきっと多いので、
そこはお父さんの視点を借りて、客観的にみてもらって、情報を整理して、一度我が家で大切にする点を絞っていくことも大切だな、と思いました。
そんなことをブログに書いていたら、流していたドラマで高畑淳子さんの名言が。
『楽しいことはだれとでも共有できるけど、つらいことや悲しいことは、一番大切な人としか共有できない』
ええこというなぁ~。名言やなぁ。
しんどいとき、悩んでいるときこそ共有すべき、なのかもしれませんね!