本日の育児情報 2017年4月29日 毎日新聞より
乳児用液体ミルク
今日は災害時に注目された乳児用液体ミルクについてお知らせします。
海外では1個100円~150円程度で売られている、乳児用「液体ミルク」は、常温保存が可能で、そのまま赤ちゃんに飲ませられ、乳児を抱える母親にとっては便利ですが、日本では売っていません。
日本の乳児用粉ミルクは、安全性や栄養確保のため、食品衛生法に基づく、「乳等省令」で成分の規格が決められていますが、液体ミルクはその成分規格がまだなく、国内では法的に製造・販売が認められていません。
メーカーの団体「日本乳業協会」によると、常温で流通させるためには、長期間の保存試験や有毒な細菌を侵入させず、落ちても割れない丈夫な容器の開発が必要で、採算性も気にしなければならないとのこと。
自分用に個人輸入できますが、他人に販売することはできず、価格も1個800円前後とあって、あくまで自己責任で使用するという意識が必要で、日本で買えるようになるには、まだ2~3年はかかるという。
つぶやき・・・・・自然災害大国の日本でも弱者となる赤ちゃんやお母さんのために、少しでも早く安全な液体ミルクの製造や販売がすすめられるといいね。