女の子はどう育てる?パパが押えておきたいポイント
異性の子どもに対してどう接して良いのか分からない、というお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。同性の子どもならば自分が通ってきた道でもありますから、それなりに理解はできるでしょう。しかし、異性の子どもの場合は自分の経験値を活かすことができないため、どう育てれば良いのか戸惑ってしまうのは当然といえば当然です。
女の子を育てるうえで、パパが押えておきたいポイントについてみていきます。
「らしさ」よりも個性を大切に
子育てに理想を持つことは決して悪いことではありません。「将来はこんな女性に育って欲しい」という思いを抱くことは親としてむしろ自然な感情です。
ただ、あまりにもその思いが強過ぎたり、女の子に対するイメージが固定化されたりすると、子どもの個性をつぶしてしまう危険性があります。
例えば、男の子が少々やんちゃなタイプでも気にするパパはあまりいないでしょうが、女の子がものすごく活発なタイプで外遊びばかりしていたとしたらどうでしょうか?
「どうしてうちの子は男の子みたいに走り回ってばかりで、お人形遊びやお絵かきをしないんだろう?」と心配になってしまうかもしれません。
ジェンダーフリーが盛んに叫ばれている現代でも、子育てにおいて「男の子らしさ、女の子らしさ」は存在しますし、男女の特徴の違いを考えればそれは間違いではありません。
ただ、子どもに「女の子らしさ」を求めるよりも、その子の個性を大切にしてあげるほうが大切です。むしろ、これからの時代を生き抜くためには、活発さやたくましさを備えた女の子は頼もしいとも言えます。
遊びにおけるパパの役割
女の子を遊ばせるときにパパが意識しておくと良いのは、子どもが興味を示すものは可能な限り体験させてあげることです。「女の子だからこの遊びは良くない」と決めつけず、本人が望む遊びに付き合ってあげましょう。
男の子に比べると、女の子のほうが周囲に自分がどう見られているかを気にする傾向があります。親が快く思わない遊びを無意識のうちに回避することもありますので、「好きなことを思いきりやっていいんだよ」というシグナルを送り続けてあげると、子どもは安心して伸び伸びと遊べます。これは遊びに限らず、子育て全般に言えることでもありますね。
幼児期はたくさんスキンシップを!
小学校に上がるころから、女の子はだんだんとパパと直接的なコミュニケーションを取らなくなります。幼児期のうちに抱っこや肩車などたくさんスキンシップをとって、子どもに愛情を伝えましょう。
そして、子どもが一緒にお風呂に入るのを嫌がるようになる頃からは、一歩引いて「見守る」姿勢でいたほうが親子関係はうまくいきます。なかには、思春期を迎えてからもパパとお風呂に入ることに抵抗のないお子さんもいるのでケースバイケースですが、可愛いからといっていつまでも子どもにベタベタしていると、「パパうざい!」ということになりかねませんので注意してくださいね。
女の子の子育てを難しいと感じるのは、真剣に子どもと向き合おうとしている証拠です。
「女の子らしさ」に振り回されず、その子の個性を大切にしながら愛情を注いであげましょう。そうすれば、子どもはちゃんとパパの気持ちを受けとめてくれます。