子育てと仕事の両立で心が折れないために気を付けたい3つのポイント
仕事をしながらの子育ては、とにかく時間との戦いです。朝から晩までフル稼働し、自分の時間を持つことなど夢のまた夢…という状態の方も多いのではないでしょうか。
けれど、あまりに一生懸命走り過ぎると、ある日突然心がポキッと折れ“子育てと仕事の両立は自分には無理”という無力感に襲われかねません。そうならないために気を付けたいポイントをご紹介します。
完璧を目指さない
毎日3食子どものために栄養バランスの良い食事を作る、親子の触れ合いや会話の時間を多く取る、部屋はいつも清潔に保ち子どもがアレルギー体質にならないよう心がける、子どもの情操教育や知能の発達を促すため、寝る前には必ず絵本を……。あなたはこのような理想の子育てを目指していませんか?
専業主婦でもなかなか達成することが難しいノルマを自らに課してしまうと、どんどん自分を追い詰める結果になります。
離乳食にレトルト食品を取り入れる、部屋は子どもの使うリビングと寝室だけホコリを取り除く、子どもとの触れあいは時間の長さより内容の濃さを重視するなど、とにかく家事と育児のハードルを下げることで、ずいぶん気が楽になります。
人や物に頼る環境づくり
食洗機や全自動洗濯乾燥機などの時短家電を使い、なるべく家事に取られる時間を減らすことも大切です。特に大変なのが毎日の夕食づくりですね。
仕事から疲れて帰ってきて、何品もおかずを作るのは大変です。食材の宅配サービスのなかには、食材が下ごしらえされたキットもあります。とにかくひとりで何でもやろうと気負わずに、物やサービスにどんどん頼ってください。
実家が近ければ子どもを両親に預けて、マッサージ店で体の疲れを癒やす、映画館で映画を楽しむなど、好きなことをしてリフレッシュするのがおススメです。実家が遠い場合は、シッターさんにお願いしても良いでしょう。
“子どもを放ったらかして、自分だけ楽しんで良いんだろうか”などと罪悪感を持つと、ストレス発散のための時間が逆にストレスをためる結果になってしまいます。いつも頑張っている自分に優しくしてあげると、“また明日から頑張ろう”という気力が湧いてきます。
お金がかかっても“期間限定”と割り切る
小学生になる頃には子どもが自分でできることが増えますし、放課後は学童保育があり、スタッフが宿題などの面倒を見てくれます。育児は随分楽になるでしょう。時短家電の購入や食材の宅配サービス、シッターさんを雇うにはそれなりにお金がかかります。
しかし、それは何年間かの“期間限定”だと思って割り切ってください。
当面の目標は“育児をしながら仕事を続けること”です。将来を考えて貯金をするよりも、育児と仕事の両立を無理なく行える環境を整えるほうが今は大切です。
育児と仕事の両立を長く続けていくための大切なポイントを3つご紹介しました。頑張り過ぎず、手を抜けるところは手を抜き、何よりご自分を大切に扱ってあげてくださいね