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フィンランドの子育て「ネウボラ」

フィンランドでは、どの自治体にも「ネウボラ」という子育て支援を行う施設がある。ネウボラとは、フィンランド語で“ネウボ(neuvo)=アドバイス”“ラ(la)=場所”という意味。妊娠から出産、子どもが生まれた後も基本的には6歳まで切れ目なくサポートを提供する総合的な支援サービスです。ネウボラには保健師や助産師がおり、ネウボラで支援をするための特別な教育も受けているそう。

ネウボラとの関わりは、まず、妊娠の予兆がある時点でネウボラへ健診に行きます。ネウボラはどの自治体にもあり、健診は無料、全国でネウボラの数は850です。妊娠期間中は6-11回、出産後も子どもが小学校に入学するまで定期的に通い、保健師や助産師といったプロからアドバイスをもらいます。健診では母子の医療的なチェックだけでなく、個別に出産や育児、家庭に関する様々なことを相談でき、1回の面談は30分から1時間かけて、丁寧に行います。

*日本の保健所のような役割ですね。

きめ細やかな社会保障制度、イクメンの定着の背景

   フィンランドには様々な子育て支援の手当や休業制度があります。母親は通常、約1年の出産休業をとることが多いですが、その後も子どもが3歳になるまで在宅で子育てをし、その後職場に復帰できる権利があります。また、母親と父親のどちらが休んでも構わない「親休業」や、父親の育児を促進するための「父親休業」の制度も整っていて、父親休業の取得率は8割にもなります。フィンランドにはイクメンという言葉はなく、男性が子育てをするのは当然視されているといって過言ではありません。「手伝う」のではなく父親として主体的に子育てをします。また、たとえ離婚・別居しても、親権を両方で持つことが多く、元パートナーと可能な限り協力し子育てについての親責任を果たすことが奨励されています。下のビデオは、ネウボラの紹介です。

引用文献:フィンランド大使館

http://www.finland.or.jp/public/default.aspx?contentid=332415

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