本日の育児情報 2017年5月11日 読売新聞より
小学校の「スタートカリキュラム」
4月5日、横浜市鶴見区の市立鶴見小学校の入学式で、保育園や幼稚園で大人気の「エビカニクス」の音楽が響くと、1年生の担任教師4人が両手にカニのツメを持って踊り始めた。緊張気味だった新1年生も一気に笑顔で、「エビ!カニ!」と声を合わせて体を動かした。
同小が取り組むスタートカリキュラムは、学習中心の小学校への段差を小さくし、つまずきを防ぐのがねらい。5月2週目まで、歌やゲームで遊ぶ「なかよしタイム」、体験や活動を楽しむ「わくわくタイム」、学習を楽しむ「ぐんぐんタイム」、学習を楽しむ「ぐんぐんタイム」の三つの時間帯を設け学校に慣れるよう促す。
スタートカリキュラムは、文科省が2011年度実施の小学校学習指導要領で、生活科を中心に実施するよう求めた。全国に広がり、不登校児が減るなどの効果が出ている。今年3月の小学校の指導要領改定で全ての科目で行うよう強化された。
白梅学園大の無藤隆特任教授は(保育学)は、「幼児教育で遊びを通じて育んだ力を、小学校側が理解し、生かした指導が行えるよう、幼保小の教員・保育士の連携が大切。入学時のカリキュラム作りを一緒に行うと効果的だ」と指摘する。
横浜市などでは、言葉や数を使った遊びや近隣小学校との交流など、入学に向けた「アプローチカリキュラム」を行う。1年生の担任が園の先生から年長児の生活ぶりを聞き、入学への橋渡しに力を入れる。
つぶやき・・・・・ホーリーも“エビカニクス”大好きだ!一緒に踊っちゃうかも。小学生の不登校が深刻になってるときいたことがあるけど、こんな小学校だったら毎日行きたいなぁ。