ヨシタケシンスケ展に行ってきました
6月に入り、暑さがレベルアップしてきましたね。。。
梅雨入りはそろそろなのでしょうか?
少しでも涼しい日のでてるうちに、お外遊びをしていきたいなと思っています。
先日、東京のCREATIVE MUSEUM TOKYOで6/3まで開催されていた『ヨシタケシンスケ展かもしれない~たっぷり増量タイプ』へいってきました!
大型展示で絵本の世界を堪能でき、隅から隅までヨシタケ先生の頭の中を感じられるものでした。
「今後、全国巡回するかもしれない…」と書いてあったので、
我々ヨシタケ先生ファンの一家が楽しんだ様子をふんだんに投稿しようと思います。
わかっている範囲で、秋田・愛媛・高知・山口・鹿児島・茨城・青森と回るそうなので、もしお近くにいらっしゃる方がいれば、ご参考にされてください✨
ヨシタケシンスケ先生の絵本が大好きな理由
その前に、我が家がヨシタケシンスケ先生の作品に惚れ込んでいる理由。
①正しさより、おもしろさで救ってくれる
『おしっこちょっぴりもれたろう』という作品で、いつもパンツにおしっこをちょっぴりつけてしまう男の子の悩みが書かれているのですが。

お母さんはそこに対して怒っているのに対し、おとこのこは
「でもいいじゃないか、ちょっぴりなんだから」
「ズボンをはいたら、わかんないんだから」と、パンツが乾くまで自分の仲間を探す冒険の旅に出かけます。

また、『もうぬげない』という作品では、
入浴前に服がぬげなくなった男の子が、「このまま脱げなかったらどうしよう」という気持ちを抱えながら、「でも脱げなくても生きていけるんじゃない?」と「このままでも生きていけそうなこと」を考えたりします。
どちらも、失敗しちゃったけどその子なりに面白く乗り越えていく様子が、こどもだけでなく大人も学ぶ点があって。
「完璧じゃなくていい」と言われているような感じで、2つとも大好きです。
②文字のタッチが、いい
イラストももちろんですが、私は字のタッチも大好きで。
ゆるくて、余白があって、なんだかホッとする手書きのフォントのバランスが、とってもかわいいのです。
この字くらい、私自身もふわふわと余白を持って過ごせたらいいなと感じます。

③生きる本質について考えさせられることも
亡くなったおじいちゃんのあるものをみつけた男の子が、自分はこれからどう過ごしていくかを考えるお話『このあとどうしちゃおう』は、
『死』について考えることは自然なことなんだ、と教えてくれます。
大人になるにつれて、死についての話って少ししずらいというか。こどもの前でいうわけにもなぁとも思っていたのですが、
この作品を読んでから、こどもと一緒に自然と生き方について話すきっかけが作れました。
いざ、ヨシタケシンスケ展へ
朝早い時間の日時指定券を購入
チケットは、我々が行く日が日曜日なのもあって、日時指定のチケットを購入しました!
でも、平日に行く人は日時指定不要の平日券があったと思います。
行きたい方は、前売り券もあったと思うので、早めの購入がベストです✊
未就学児は無料のため、幼稚園の年中次女はタダで堪能できました✨
時間帯を朝早くしたのは、併設されたカフェでおひるごはんをたべたかったから。

こちらも、作品になぞらえたお料理が並んでいて、その世界観を堪能したかったので、朝早く展示をみて、昼ご飯をカフェで食べようと考えました。
また、東京会場では中にトイレがなく、入る前にお手洗いを済ませておくのが安心です。ベビーカーは会場内持ち込み可能でした。

以下、ネタバレがあります。でも全部は載せませんので、気が向いたら読んでってください!
入り口から、かわいいイラストがお出迎え
入り口では、かわいいパネルたちがお出迎え。

会場のところどころに、こっそり付箋のメッセージが隠されていて、みつけたら気分が上がりました。

ヨシタケ先生のアイデアメモが展示された部屋は圧巻。


大人一人でいけたなら、ぜったいじっくり読みたいなというエリアでした。
ただの大型展示ではなく、絵本の世界を体験できるアイテムがたくさんあって!
『りんごかもしれない』ででてきた、いろんなりんごに自分がなれたり

うるさいことをいう大人の口にりんごを投げて黙らせたり(うちのこどもたちは大喜びで投げていて、日ごろの鬱憤がたまっているのかと不安になった)

「たまには、床から足を話した方がいい」みたいな森があって、
大人も床から足を離してぶらぶらできる体験ができたり。(「そろそろ地に足つけないとな…」なんて思うことの多い大人も、地から足を離す。そうか、こういう時間もいるよな、と思った)

ヨシタケ先生の絵本を読めるスペースもあり、知らなかった作品にも出会えました。

上の子は絵本が大好きで、ヨシタケ歴6年くらいになるため、「あのときのあれだ!」「あの場面だ!」と大興奮。
まだよくわかっていない年中さんは、家にあるヨシタケ先生の絵本のキャラクターを見つけてテンションが上がったり、体験できる世界を堪能したりと家族全員で楽しめました。

お土産もたっぷり買って(フィギュア、小さな願いを叶えてくれる神様のお人形、クリアファイルにポストカード、絵本!と散財…)
とても楽しい時間でした。
ヨシタケシンスケ展カフェにも
こちらは、QRコードを読んで順番をとり、順番が近くなったら呼ばれるシステム。
11時くらいにカフェに行けたのですが、この時点ですでに110分待ち。。。
順番をとればそとでも待てたため、ちかくのカフェでお茶をして、呼ばれるまで待ちました。
早く呼ばれたので、待ち時間は実質1時間半くらいでした。

店内もとってもかわいくて、控えめに言って最高。
各々、食べたいものを頼んでシェアしました。


この『いつか明太子クリームになりたいパスタ』は、上に乗っているパリパリが辛いので、お子様にあげるときはぱりぱりを取った方がいいです☝
そのままたべてもおいしかったし、明太子クリームをかけてもおいしかった!
久しぶりに家族のお出かけ、大満喫しました。
素敵なお話は、ずっと覚えていてほしい
自分が小さいときに読んだ絵本は、本屋で表紙をみると「あ、これ知ってる!」と読んでもらったときの部屋とか、人とかもぶわっと思い出したりするのですが(私の場合です)、
こどもたちにもそのような体験が今後あったら私もとてもうれしいなと思っていて。
「これ、かーちゃんのお膝でよく読んでたな」
「この話、みんなで笑ったな」
「この展示、見に行ったな」
あたまの隅っこでいいから、私と一緒に過ごした時間を覚えておいてくれたらうれしいなと思います。
お話に救われることもあるかもしれないし、
「あの時お母さんやお父さんに読んでもらったシーン」にパワーをもらう瞬間もあるかもしれないから。
ヨシタケ先生の絵本は、きっとうちのファミリーの心にずっと残っていくやろなと思いました。
私の地元大阪や、我が家が絵本にたくさん出会った土地・長崎にもいってほしいな。
とても楽しかったです!
こうやって、みんなで出かけられる機会って、こどもが成長していくとどんどんなくなっていくから、
出かけられる時間を大切にしたいですね!