育児に関するQ&A

ブログ・コラム「おまつさんのどたばた日記」執筆のブログ記事です

これぞ、育休。

皆様、今日もお疲れ様です。

GWが終わり、また日常が始まりましたね。

我が家は旦那はGW中ずっと仕事でして、早くとも娘たちが夜寝るちょっと前に帰宅するため、日中は私一人でこども二人をみていました。

ワンオペでなんとか乗り切れた背景には、旦那の存在がとても大きいと思っています。

このコロナ禍で次女を出産するにあたり、里帰りできない・母を呼べないわたしは、産後の生活に大きな不安を感じていました。

1時間~2時間おきの授乳と睡眠のなかで娘の幼稚園送り迎え、お弁当作り、

おむつ交換、吐いたりおしり漏れ💩後の洗濯、

新生児を連れての買い物をどうするか、料理はできるのか、、、

新生児の命を守りながら家事をこなし、きっと手がかかってくるであろう4歳長女のお世話を産後の私はひとりでできるのだろうか。

いや!無理やろ!ぜったい無理や!

じゃあどうする?家事代行サービスなどに頼ろうとは思っていても、ずっといてくれるわけやない。じゃあどうすれば…

答えはひとつ。旦那に頼るしかありません。

育休まで出産産後についてたくさん話し合い、育休を経て、旦那の行動は大きく変わりました。だからGWにワンオペでもなんとかやっていけたのだと思います。

では、どう変わったのか?

今日は旦那の育休物語をつづろうと思います。きっと長くなると思います。一言では語れない流れがそこにはありますので。ご了承ください。

↓↓↓

長女を出産したとき、私は産後1か月は実家にいて、その後も実家によく帰っていました。ですので、出産後に始まる、あの信じられないくらい睡眠不足な日々を旦那は知りませんでした。

なので、わたしが不安に思っていることをさらっといったところで、全部は伝わらないかもしれない。

私がイメージしている『育休』の過ごし方と、旦那がイメージしている『育休』の過ごし方が違っていたら、これほど悲しいことはない。

旦那には心強いパートナーになってほしい。なので、すべてを伝えました。

それも、とても細かく。詳細に。

産後数か月は朝晩関係なく1日中1~2時間おきに授乳やおむつ交換があること、

授乳に数十分かかったとして、よく吐く場合や置いたら泣くときは、その後しばらく抱いてないといけないこと、

そんなこんなで実質睡眠は1時間ほどなんてざらであること。

育休2週間とったとして、入院期間から育休になると、産後育休として使える日にちは1週間ちょっと。そのあいだだけお弁当や送り迎え、家事をすべて旦那にお任せできたとして、育休明けは私は産後3週間目。その時期に、私が家事を担う通常業務に戻れる自信はないという話もしました。

だって、育休が終わっても私はまだ睡眠時間はまとまってとれませんから。

産婦は、産後1か月は布団をひきっぱなしにしてくださいと病院からいわれます。

ママの体は10か月かけて赤ちゃんを育てる体にしてきた分、赤ちゃんが生まれたと同時に1か月くらいでもとに戻っていきます。

そのうえ、産後は「交通事故で全治一か月」と例えられることもあるぐらい、体がボロボロになります←言い方

そんななかで、授乳も初めは赤ちゃんとママはお互い息を合わせながら行うため、スムーズではありません。初めはおっぱいすわれるのも痛いし、授乳をすると子宮も戻ろうとするため、おなかも痛いです。ママのからだは、胎盤がはがれたところからの出血を止めながら、子宮をもとの大きさにもどしたりもしていくわけです。その作業をしながら、ママの血液は授乳となって赤ちゃんに与え続けられ、睡眠不足と体の回復・変化が起こり血を吸われ続ける環境の中で、赤ちゃんに清潔に過ごしてもらうため洗濯や沐浴もしていくのです。

いつ横になれるか予測もつかないので、そら布団は敷きっぱなしにして、すきあらば寝て体を戻してください、となるわけです。

あなたの育休明けもまだそんな生活なのよ?

あなたは、どこまでイメージできてる?と。

旦那は「そこらへんはわかってるつもりだよ。育休中は主夫するつもりだし、明けてからも家のことはやっていくよ」みたいなことを(軽く)言っていたと思います。

そして、私が入院することになり、そこから退院までの6日間。

旦那は主夫になりました。

起床後、洗濯物を回し、ごみ捨ての曜日にはごみ捨てをし、

娘のお弁当作りと幼稚園の準備をしながら朝ごはんを作り、

ご飯を食べさせ喘息の薬を飲ませて幼稚園へ。

幼稚園に行っている間、買い出し、帰ってきて洗濯掃除、お迎え、家で娘と遊んで晩御飯作って風呂入れて寝る。

わたしが入院したとき、「主夫、楽しみます!」なんて言っていた旦那でしたが、私不在の6日間を経て、「主婦って思ってたほど自分の時間ってないんだな」と思ったそうです。でも6日間で少し段取りがつかめてきて、少しゆっくりできたときもあった、といっていました。

そして、私の退院後。

旦那はもっと忙しくなりました。

ごはんは私の分も毎食準備せねばいけなくなりました。

料理に掃除をしながら、うちの子は本当によく吐いていたのでかなりの量で追加で洗濯をしないといけなくなりました。

夜中は本当に1~2時間ごとに大声で泣くので旦那も少しは目が開いてしまうし、

嫁は赤ちゃんのことで頻繁に夜起きる分眠れるときは寝かせてもらいましたが、旦那は睡眠不足ではあっても朝は絶対起きて家のことを回さないといけませんでした。

わたしから見ても、旦那は慣れない生活サイクルは大変そうでした。

ですが、のちに旦那が振り替えると、育休の1週間ちょっとの間は家のことをメインに働く期間であったので、まだましだったそうです。

一番の問題は、育休開けて仕事復帰した後。

変わらず朝起きれない私のために、朝の登園までの家事は変わらずしてくれることになりました。

朝起きて朝ごはんや弁当づくり、ごみ捨て、お風呂掃除、幼稚園準備に喘息内服と吸入をして登園のあと出勤。

私はこの期間は体を休ませることを第一に考え過ごしていたため、旦那が帰宅したときは晩御飯が作れてなかったり冷凍ものな上に、洗濯物は畳めてない、食器は洗えてないこともよくありました。なので旦那が帰宅後か朝出勤前にそれも片付けてくれるような感じでした。

あとで聞いた話ですが、旦那的には、この時期は「夜ゆっくり眠れていない中で『朝絶対早く起きないと準備が間に合わない』という起床のプレッシャーが一番しんどかった」、といっていました。

そして、育休明けは、仕事をしながらまあまあの量の家事をこなすことも、正直大変だったそうです。

そして育休明け~産後3か月のここら辺から私たち夫婦も疲れが出てきて、言い合いになることが多くありました。

一番大きなけんかは、次女が夜中泣いたときに私がフラフラすぎて、旦那も起きてきて抱っこをかわろうかと言ったとき。

いやいや、良い旦那やん、と思いますか?

確かに。嫁を寝かせようとしてくれて、やさしい気持ちからの行動だとは思います。

でも私は、旦那は次女が泣いても夜中は起きなくていいと思っていました。

仕事もあるし、二人とも起きたら共倒れになってしまうかもしれない。

私はおっぱい担当やし夜中はおきるから、まだ大丈夫やから、どうか旦那は朝起きて長女の朝の支度をして幼稚園に連れて行ってほしいとお願いしました。

次女が大声で泣いて起きてこない旦那を見るのもイライラするんですけど←笑、私はそれよりも安心して眠れるときに寝たかったので、

旦那が夜起きなくても、朝の支度や幼稚園行くまでは旦那に任せていた方が安心して過ごせると思ったのです。

このように、パパが良かれと思ってやった行動が、産後のママにとっては良くないってこともあります。産後はホルモンバランスが大きく崩れるのでママの気持ちは波のようにゆらゆらします。

ですので、その都度、「こういうときはどうしたらいい?」と聞いてみてもいいと思います。「きかんでもわかるやろ!」と嫁がピリピリしだしたら、「君が楽なように動けたらとおもうんだよね」「こうしようと思うんだけど、どう?」など、ピリピリを少し受け止めてあげると嫁のハートにパパのやさしさが刻まれます。

我々は、産後3か月頃にお互いイライラしたりぶつかることが多々ありましたが、その都度どうしていくか、私も旦那にどう動いてほしいか伝えあって、どうにか乗り越えることができました。

そして今や、育休で主夫に一時的になってくれたことで、旦那は我が家の即戦力となりました。

うちの子は本当に眠らない子で産後3か月まで睡眠は2~3時間でしたが、最近はたまに5時間くらいねてくれるようになり、私の体も動くようになってきたので、最近は私が料理も洗濯も復帰しています。

ですが、今も旦那は朝のごみ捨てと風呂掃除をして、仕事にいってくれます。お休みの時は、洗濯物を干したり掃除機をかけたりしてくれるようになりました。

ありがたいこと山のごとし。

ここまで一緒に育児や家事をしてくれるなら、あの長いエヴァンゲリオンの映画を見に行きたいといわれれば「どうぞ」と笑顔で送り出そうと思うし、プラモデル道具が増えて行っても文句は言えません。

たくさんぶつかった産後でしたし、やはりしんどいのはしんどいですが、

一緒に乗り越えている気持ちや、ワンオペでも一緒に過ごしている実感はあります。

一人目でなく、これが二人目というのもよかったのかもしれない。こどもと接することには慣れてきているし、赤ちゃんはこういう感じ、というイメージがあるのも、ここまで関わろうとしてくれたひとつなのかもしれません。

長くなりましたが、これから育休をとる予定のパパさんたちや、

育休はとらなくても奥様がご出産を予定している方、もうそんな時代は終わってしまったよ、という方。

育休は、男性はとるのも大変だと聞きます。周りの方の理解も必要ですし、そのための準備も時間がかかるでしょう。

いただく側の家族はもらって当然!ではなく、周りの人に感謝して過ごす姿勢はわすれたらあかんと思いますし、周りもどんな環境であろうと、他人事じゃなくて、協力できるところは協力してもらえたら、ママも赤ちゃんも救われるなぁと身をもって実感しました。

今月4か月になった娘は、ソーシャルディスタンスな世の中で、このような人のつながりややさしさにたくさん支えられました。だから、人との絆を大切にしてほしいという気持ちも込めて、名前に『人』という漢字をいれました。

これから先、どのママも安心して出産できる環境がそこにありますように。

パパも、パパだけでなく周りの方も、どうか子育てに力を貸してください。

これぞ、育休。

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