周りに支えてもらう転勤族~薬剤師さんに救われたお話
皆様、今日もお疲れ様です。
この夏をどうお過ごしでしょうか。
例年通り家族で遠出したり実家に帰ったりすることもなかなか難しいですね。
我が家も今年は帰省の予定はなく、長崎でのんびりする予定です。
最近、少しずつテレビで連続ドラマが再開されていますね。
主婦の楽しみは予約しているドラマを少しずつみること。ドラマの再開はとてもうれしいことです。
石原さとみさん主演のドラマ『アンサングシンデレラ』も見ています。
病院薬剤師が患者さんに寄り添う場面がとても印象強く、少しだけ病院で働いていた私は毎回見せていただいています。
私も去年、薬剤師さんに救われたことを思いだしていました。
今回はそのことを書きたいと思います。
私も娘も喘息・アレルギー持ちなため、引っ越してきてまずしたことは、かかりつけ医を探すことでした。
公園で聞いた情報をもとに早速いい先生に巡り合い、季節の変わり目は発作が出やすい時期なので初めは2週間おきの受診。
近くの薬局の方とはすぐ顔見知りになりました。その薬剤師さんは兵庫県出身の方で、私の関西弁にすぐ反応して下さり、それからは行く度気さくに声をかけてくれました。
今思えば、一番初めに話し相手になってくださった方だと思います。
最初の1か月は、街を知るため外にたくさん出て、子育て広場や公園、長崎のイベントを楽しみながら動いていました。
ですが、2か月目に入ったころ。娘が、「前のおうちにはいつ戻るの?」と言い出しました。
「もうここがおうちやで」と伝えると、前住んでいたところに帰りたいと言い出し、
外に出たがらなくなりました。後追いも激しくなり、私にべったりな日々。
買い物にも行けず、遊びにも行けず、知らない土地でまだわからないことも多い。
環境も千葉のときとは大きく違い、心細さが強くなっていきました。
引っ越しの荷物も片付かずで私はストレスがたまっていきました。
私の喘息はストレスによく反応します。一時期とても苦しい時期があり、薬も増えていきました。
また、心療内科にも少しの期間通うことになり、お薬にも頼ることに。
こどもがいる手前しっかりしなければならないのに、うまくいかなくて少し落ち込んでいました。
薬剤師さんは、処方箋をみれば一発でわかります。
名前を呼ばれて薬を受け取りに行ったとき、「新しいお薬がでていますね」と言われたので「いや~出ちゃいましたね~」と少しちょけていうと「長い人生、そういうときもありますよね」と言ってくださりました。
その言葉で涙がでてきましたが、「なかなか新生活には慣れませんね~」なんて言っていると、
「焦らずにゆっくりいきましょう」と笑顔で言ってくださり、聞きなれた関西弁でいつも通り処方の説明をしてくださりました。
そのあとも、お薬の状態で私の変化を感じ取ってくれて、「調子はどうですか?」「落ち着いていますか?」「日中の眠気はどうですか?」「関西はいつ帰りますか?」「帰ったらやはり551はたべたいですよね」など声をかけてくださり、自分の存在を知ってくれている人が1人でもいるだけで、とても救われました。
そして、引っ越してきて5か月が経った頃。
薬局に行ったとき、「私今月末で移動になりました」と。県外の少し離れた地域に移動になったそうで、「話しやすかったから残念やわ」と伝えると、「私もおまつさんの経過をもう少し一緒に見られたらとおもっていたのですが」といってくださりました。
「今までお世話になりました」というと、「頑張りすぎないでくださいね」と最後にいってもらい、「それよーいわれる!」とゲラゲラ笑ってお別れしました。
今では心療内科のほうも通院が終わり、もう喘息の薬も減ってきました。
あの薬剤師さんに救われることは多かったです。
転勤族は楽しいこともたくさんあります。
いろんなところに行けるし、いろんな人とも出会えます。
でも、人間関係も一からなので、初めは知り合いは一人もいません。
どこで買い物して、こどもの小児科はどこにあるか、救急でみてくれるとこはどこか。
土地のことも知っていかないといけません。
私の生活で、医療は切っても切れないものです。
かかりつけ医の先生、医院の看護師さん、薬剤師さん。
行く頻度も多いので、ここでのつながりに救われること、多いです。
その他にも、子供つながりのお友達(いわゆるママ友)の存在も大きいです。
ここでは、ラッキーなことにとてもいい方々に出会えて、
周りの方々に頼りながら生活しています。
転勤族は、何かあったときに助け会えるような人間関係が、本当に大事だと感じています。
これを見ている方で、「そうはいうけどママ友ってちょっとめんどくさそうやし」「人見知りやし」と思っている方がいるかもしれませんが、人とのつながりを持っておくことをお勧めします。
人生、本当に何があるかわかりません。
ママ友じゃなくてもいい、
保健師さんでも薬剤師さんでも、よくいくスーパーのレジのおばちゃんでもいいと思うので。
自分の存在を知ってもらえるだけで、気持ちが違うと思います。
コロナの関係でつながることすら難しい時代になってしまいましたが。
家で子育てをしていると、息抜きもできず、子供と向き合い続けなければならない毎日で、
日々お疲れのお母さん方、多いと思います。
パパさんたちにも、母の日ごろのストレスが向かってくること、あるかもしれません。
ですが、パパさんたちも、
母たちの子育ての環境が急激にかわり、
不安と孤独の中でこどもと関わっていることを、知っておいていただけるとありがたいです。
子育てはどれだけ頑張っても感謝されることって少ない気がして。親だからこどもを大切に育てることは当然なのですが。
ですが、母たちもとても頑張っているということも知ってもらえたら。
知っておいてもらえるだけでもだいぶ違います。
さぁ、今日は何をしよう。
私も、今日をなんとか乗り越えていこうと思います!
4歳娘と図書館に行くと、彼女の感覚で本が選ばれていきます。
イラストが個性的でパンチあるものが選ばれやすいです。
親子ともに長谷川義史さんが大好き。イラストに味があり、おすすめです。