おゆびチュッチュ、卒業
皆様、3連休の中日、いかがお過ごしでしょうか。
千葉南部の方では、台風の影響でまだ電気が供給されていない地域があるとのこと。
被害を受けられた方はとても不安な毎日をお過ごしのことと思います。
暑さが続く中、さらに天候が不安定に。どうか、どうか無事に過ごされますように。
そして、1日でも早く、電気が届いて安心した日々が過ごせますように。祈っています。
そして、今日は娘の指吸いのお話をさせてもらいます。
3歳4か月の娘は、生まれて自分の手の存在に気が付いてから、ずっと指を吸い続けていました。
「そのうち遊ぶようになってきたら手を使いたいから指吸はなくなっていくよ」といわれ、それを期待していましたが、吸う時間は減ってはいたものの、寝る前、テレビをみるときや少しでも動揺したとき、ボーっとしたときなど、常時ちょこちょこ吸っていました。
すれ違う方から「歯がでてくるからお母さん辞めさせないとだめよ」と言っていただくこともよくあり、私もいろいろ手を尽くしていました。
言葉がわかるようになってからは、「おゆびチュッチュしているよ」と口から指を離すよう伝えてみたり、
「お姉ちゃんはおゆびチュッチュしないほうがかっこええで」と伝えてみたり。
悪役の怖そうな歯を見つけては、「おゆびチュッチュしてたからかな?」などといって怖がらせてみたりしましたが、
言う回数が多くなると娘もヒステリー気味になり、ゆびを吸うことは、彼女にとっておおきな安心なのだと感じていました。
歯医者さんに相談すると、
「こどもの安心材料ならば、無理に辞めさせないほうがいい。5歳くらいまでにやめられたら、歯は自然と治ってくることもあるんですよ」と言っていただいたりもしたのですが、
そこまでわかっていても、私自身が気になってしまいたびたび指摘をしていました。
ですが、3歳になっても全くなくならない様子を見て、
「自分の安心材料を大好きなお母さんに指摘され続けるのはつらいのかもしれない」と、ようやく現状を受け入れようと気持ちを切り替えていた今年の夏。
7月上旬に、突然娘は、自分の両方の親指の根元にある吸いダコを気にし始めました。
「この丸いの、なに?」「ここが痛いときもあるのよ」と相談をうけた私は、
「おゆびチュッチュするとできちゃうやつやねん」と答えました。
すると娘は、「これ、なくしたいのよ」と言ってきたので、「おゆびチュッチュやめたらなくなってくるよ」と伝えました。
そこから、指を吸うことはなくなりました。
何度かうっかり吸ってしまったときは、私に「すっちゃったよ~😢」と伝えてくれるようになり、
「それくらい大丈夫、大丈夫!」と励ましていました。
そして、ほぼ毎日のように、「小さくなった?」と吸いダコチェックが始まり、私も「なってるなってる!小さくなってる!」と伝えていると、
眠たい時も、テレビの時も不安な時も常時吸っていたのに、全く吸わなくなりました。
彼女にとって大事だったであろう行為を、自分で決めて、自分でやめられるなんて。
私は夜の間食を全くやめられていないのに、本当に娘にはあっぱれでした。
この2か月、全く指吸をしない娘は、吸いダコがみるみる消失してきました。
先日「○○ちゃんはおゆびチュッチュ自分でやめられて本当にすごいなぁ。でも、おゆびチュッチュしたいなーって思う時、ある?」と聞いてみました。
すると、「あるよ。寝るときとか、したいなーと思う時、ある」と言っていましたが、
「でもね、きれいになったでしょ?」と嬉しそうに親指を見せてくれて、その姿がなんとも誇らしげでした。
今回の件で大きく感じたことは、人に指摘されるよりも、自分で気づくって本人の力になるんやなということ。
以前違う現場でその話をしてくださった方がいてなるほど、と思っていたのですが、今回娘に教えてもらった学びでした。
そして、成長を見守ることは、相手のパワーを信じることなのだ、と感じました。
そして、わが子のことを、一番信じてあげられる存在でいたいな、とも思いました。
今は、夜娘が眠っているとき、何度か吸っている姿を見かけたりしています。
ですが、「この姿ももう見られなくなるのだろうなぁ」と思うと、指吸姿もとても愛しく感じたりして、
つくづく私には勝手な感情があるのだなぁと思ったりする今日この頃です。
私も、夜の間食は、週に3回まで!あ、4回まで!にしよう!
まずはできる目標をたてて・・・←自分に甘い私
いやいや、頑張ります!