幼児の思考はどのように発達するの?
思考は、具体的な内容から概念的で抽象的な思考へと変化し、さらには自己的・主観的な発想から客観的な考え方へと発達していきます。特に幼児期から学童前期の思考には次の2つの特徴があります。
①自己中心性
自分の世界と他者の世界が区別できません。自分に見えているものとまったく同じものが相手にも見えていると思い、見え方が違うことことに注目できません。
②アニミズム
アニミズムとは、客観的なことも主観的にみる傾向のことです。すべてのものには自分と同じように意識や生命があるという考えです。おもちゃが壊れると「痛いね」、太陽が「笑っている」などと擬人化する傾向があります。