本日の育児情報 2017年5月4日 読売新聞より
紙おむつ 品質折り紙つき
今日は「日本製の紙おむつ」についてです。
中国・上海市の高級スーパー。紙おむつ売り場には、ユニ・チャームの「ムーニー」など日本メーカー製の紙おむつが大量に並べられており、日本メーカーの紙おむつの売れ行きが好調だ。訪日中国人による「爆買い」の影響もあり、日本衛生材料工業連合会によると、16年に乳幼児用の紙おむつの販売数は139億枚、5年前の1.6倍に増えた。日本メーカーの紙おむつは中国でも同じものが買えるが中国人は「メイド・イン・ジャパン」に価値を見出しているようだ。
世界の子育て世帯を引き付けるのは、吸収性や通気性などの紙おむつの基本的な品質の高さがある。ユニ・チャームの紙おむつはゴムをほとんど使っていない。伸び縮みできるようにした不織布を20年以上かけて開発し、「伸びる紙おむつ」を世界に送り出した。
「メリーズ」の紙おむつも人気が高い。赤ちゃんの肌に大敵の「おむつかぶれ」の主な原因は蒸れと雑菌だ。赤ちゃんの汗を出す汗腺は大人とほぼ同じ数ある。おむつの中が蒸れて肌がふやけると、雑菌の刺激を受けやすい。通気性を高めて肌をサラサラに保てば、かぶれを減らせる。そこで肌に触れるシートに凹凸を作り、紙おむつと肌が触れる面積を少なくした。外側のシートはおしっこを漏らさず、水蒸気だけが通るように目に見えないほどの小さな穴を開けている。日本の紙おむつの性能や細部にまでこだわる精巧な作りは「折り紙」に通じると、メリーズ開発リーダーの横山真知子さん。
日本の紙おむつは、世界の赤ちゃんの肌を守りながら、高い技術力を世界へ発信している。
つぶやき・・・・今や日本が世界に誇る紙おむつには、巧みの技がつめられているんだね。